日本男子テニス界に最悪の不祥事が発覚して、話題になっています。
三橋淳元選手が八百長試合を持ちかけていたこと、スポーツ賭博を76回もやっていたことがわかり、テニス界から永久追放されました。
以前、バドミントン界でも闇カジノでの賭博問題が発覚し、田児選手が無期限の資格停止処分にされたり、将来有望だった桃田選手が無期限の大会出場停止処分が課されていたことも記憶に新しいですよね。
なぜ若手スポーツ選手は、違法なことに手を出してしまうのでしょうか…。
三橋淳のプロフィール
名前:三橋淳(みつはしじゅん)
生年月日:1989年6月1日(27歳)
出身:イギリス生まれ、川崎市育ち
身長:165cm
体重:60kg
利き手:右
自己世界最高ランク:295位(2009年6月)
6歳からテニスを始め、2004年に全国中学生選手権優勝。
2005年16歳以下の男子国別対抗戦ジュニア・デビス杯では同い年の錦織圭選手とともに世界5位に輝いた。
2007年にプロへ転向してからは、2009年全日本選手権シングルスベスト4。
2014年12月のトルコツアー下部大会を最後に試合へは出場しておらず、2015年を最後に日本テニス協会のプロ登録を外れています。
輝かしい成績の数々や将来が期待されていた選手だっただけに本当に残念ですね。
親御さんもさぞ悲しんでいるのではないでしょうか…。
三橋淳元選手の行った不正とは?
TIU(テニス不正監視団体)によると、三橋は15年11月に南アフリカで開かれたツアー下部大会で、自身がコーチを務めた選手を通じ、他の選手にシングルスは2000ドル(約22万円)、ダブルスは600ドル(約6万6000円)で負けるように持ち掛けたという。
同年12月のナイジェリアで開かれたツアー下部大会では、直接、選手に八百長を持ち掛けたことが、TIUの調査で分かっている。
さらに三橋は同年10月から11月にかけて約1カ月で、禁止されているスポーツ賭博に76回も参加していたことも明らかになった。
TIUは再三、話し合いの場を持つよう要求し、不正行為を是正するよう勧告したが、三橋はこれらすべてを拒否。
今回のような処分が科される場合、選手には弁明の機会が与えられるが、それも放棄したと見なされ、過去でも最悪に近い“一発退場”。永久追放という厳しい処罰となった。
引用元:日刊スポーツ
何度も話し合いの場を持つように要求されていたのに対し、それに応じることは一切なかったということは、当初からこの不正を認めていたということですよね。
なぜ八百長行為をしたのかという経緯を知る関係者も少なく、このまま真相は闇の中になってしまうんでしょうか。
これまで人生をかけて頑張ってきたテニスをこんなにも簡単に捨ててしまえる神経はすごいですね…。
そして今は、ベトナムなどでビジネスを手がけているという情報があります。
これからは、東南アジアに拠点を置いて生活していくのでしょうか…。
10代の頃からトラブルメーカーだった?
また報道によりますと、三橋元選手は昔から素行が悪くトラブルメーカーで「悪ガキのまま年を取っている」といわれていました。
しかし、一方で友人だったという錦織圭選手は、「もう10年程、連絡は取っていない。世界で共に戦ってきた。彼も悪いやつではないし、すごく情熱があって純粋なやつ。だまされやすいんだと思う。」とコメントしていて、三橋元選手のことをかばっていましたね。
この10年でさらに変わってしまったのでしょうか…。
どのスポーツにもいえますが、スポーツ界の下部にいる人達は、実際何をしてるかわからないのが現状で八百長や違法賭博は蔓延していることが多いようです…。
残念ながら三橋元選手は、それに流されない強い精神力や正義感を持っていなかったのでしょう。