サッカーの柴崎岳選手がスペイン2部リーグ「テネリフェ」へ移籍し、スペインの慣れない環境のために不安障害になったと大きく報道され、注目を集めている「不安障害」という病気。
そもそも不安障害とは一体どんな病気なのでしょうか。
誰にでも起こりうるかもしれない不安障害になる原因や治療法などについて色々と調べてみました。
不安障害とは?
不安障害というのは、過剰な不安・恐怖によって苦しみ、生活に支障をきたすような疾患の総称になります。
不安障害は大きな概念であり、不安障害の中にはいくつかの疾患が含まれています。
具体的には、
- パニック障害
- 社会不安障害
- 全般性不安障害
- 恐怖症(閉所恐怖症、高所恐怖症など)
などがあり、これらはすべて大きいくくりでは「不安障害」に属する疾患になります。
柴崎選手は、この中の「全般性不安障害」といわれていますね。
全般性不安障害は、様々なことが心配になって落ち着かず、常に緊張してリラックスできない上、震え、筋肉の緊張、発汗、めまいなどの身体症状を伴うようです。
まさにいきなり慣れないスペインでの生活でリラクッスできずに常に緊張状態だったんでしょうね。
不安障害になる原因は?
不安障害の発症にはある程度、遺伝的な影響もありますが、より重要なのは性格的要因です。
これは森田療法を創始した森田正馬が提唱した性格的要因です。
第一に内向的で自己内省的、第二に小心、敏感、心配性、小さな事にくよくよしやすい、第三に完全主義、理想主義、負けず嫌いなどの特徴があります。
つまり、弱気な要素と強気な要素をあわせ持った性格であるため、強気な自分が弱気な自分を許せず、心の葛藤を引きお起こしやすいタイプといえるでしょう。
柴崎選手もコミュニュケーションが苦手とされ、小さい頃から完璧主義で人一倍負けず嫌いな性格だったといわれていますので性格的要因が大きいようです。
プロになるには、自分を追い込むことも大切かもしれませんが、ある程度は妥協しないとメンタルが持たないのでダメですね(^_^;)
不安障害の治療法
1.まずは精神科を受診する
2.不安障害を正しく知る
3.まずは生活習慣の見直しから
4.急性期はお薬を使う
5.気持ちに余裕が出てきたら精神療法も併用して行う
引用元:せせらぎメンタルクリニック
不安障害は、パニック障害のパニック発作以外はなかなか周りから気づいてもらえないので、本人は不安でとても辛いのに理解してもらえず、精神的に追い込まれてどんどん重症化してしまう場合が多いようです。
不調を感じたら無理せずに早期に精神科または心療内科を受診して下さいね。
柴崎選手も心身の状態から心理療法士の治療を開始しているようです。
過度の不安に襲われることは少なからず誰でも経験はあると思いますが、日常生活に支障がきたす場合は要注意です!
もし不安障害かもしれないと気になっている方は、簡単なセルフチェック方法がありますので一度試して下さいね。
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